豆知識:
世界最古の動物とされるのは、「オルドビス紀」に生息していた恐ろしい外見の生き物「アノマロカリス」です。
アノマロカリスは、全長約60センチメートル、全身に何本もの栄養管が走り、鰓もなく、口側に分泌した液体で餌を溶かして吸い取る奇妙な食生活をしていました。
詳細:
世界最古の動物は、約5億年前の「オルドビス紀」に生息していた「アノマロカリス」です。この生物の化石は、中央カナダにあるバージセライト層で発見されました。
アノマロカリスは、体長約60センチメートル、頭には大きな眼と触角を備えています。また、全身には何本もの栄養管が走り、濾過を行う器官である鰓がなく、喉頭にある分泌液で、小さな動物や海藻の細胞を溶かし、それを口に引き込んで食べていました。
アノマロカリスは、鉱物質の豊富な海底で生息していたとされ、細胞分化が進んでいなかった時代において、これほど複雑な構造を持った生物がいたことは驚くべきことです。
しかし、アノマロカリスは、性的二形が発達しており、雌雄で体の形状が異なったことから、当時は独特な進化の過程を辿っていたことがわかっています。
参考文献:
・Fossils of the Burgess Shale – The Virtual Museum of Canada
・Anomalocaris – The Australian Museum
・アノマロカリスとは何か? – OCN ニュース
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