カラオケはなぜ日本で爆発的に流行したのか
カラオケは全世界で楽しまれているが、日本に比べるとその歴史は浅い。でも、1980年代になると日本においては、街中にカラオケボックスやカラオケルームを利用できる場所が増え、一気に流行しました。
その理由は、最初のカラオケ機器を開発した株式会社デンオンの技術者たちが、当時爆発的に流行していた「漫才」や「新劇」の舞台空間を意識して、音響を調整したから。加えて、日本の音楽はカラオケ向きであり、その人気が相まって、日本でカラオケが爆発的に流行したのです。
日本のカラオケにおける独自の文化現象
日本のカラオケには、独自の文化現象があります。例えば、『カラオケ ★ベストテン』という番組が、1990年代に約20年にわたって続きました。毎回、投票した視聴者が選んだカラオケでよく歌われる楽曲ベストテンを紹介していました。
また、親子や友人同士など、様々なグループが集まって、カラオケをすることが日本特有のものです。このように、日本のカラオケには、音楽だけでなく、様々なコミュニケーションが含まれているため、多くの人々に愛されています。
世界最高得点を叩き出したカラオケプロ
カラオケをしていると、自分の歌唱力に自信が持てない時もありますが、実は世界にはカラオケプロがいます。その中でも知られているのは、フィリピン人のRJ Jacinto(アールジェイ・ジャシント)さんです。
RJ Jacintoさんは、2004年5月1日に東京・原宿のJOYSOUNDカラオケで歌った『ボヘミアン・ラプソディ』で、「世界最高得点」となる100点満点中98点を叩き出し、ギネス世界記録にも認定されました。
カラオケが日本において、文化として愛されている理由を考えると、音楽だけでなく、コミュニケーションの場としても重要視されていることが分かります。これからも、愛され続けるカラオケ文化を大切にしたいですね。
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