由来と歴史
切り干し大根は、根菜類の一つで、主に秋から冬にかけて収穫される大根を乾燥させて、干し大根にしたものを、さらに細かく刻んで作られます。
古代中国や朝鮮半島から渡来したとされ、日本でも平安時代から食されていたと考えられています。また、戦国時代には、軍糧としても活用されたそうです。
栄養価と効能
切り干し大根には、大根本来の栄養素のほか、乾燥していることで含有量が増えている栄養素もあります。
ビタミンC、カリウム、食物繊維、カルシウムなどが豊富で、特に、消化不良や腹痛、胃もたれなどの症状を和らげる効果があるとされ、胃腸の健康にも役立つ食材として有名です。
料理のアレンジ
切り干し大根は、主に煮物や汁物、和え物などの和食に使われますが、最近では、パスタのトッピングにしたり、サラダに加えたりするなど、洋風の料理でもアレンジされることがあります。
また、切り干し大根を水に戻して使う場合は、戻し汁も大根の風味や栄養成分が入っているので、一緒に使ってムラなく味をつけたり、スープの素に加えることで、より美味しく仕上がることがあります。
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