紅葉の色はどうして変わるの？

紅葉の色素

紅葉といえば、その美しい色合いが印象的ですが、その色はどうして変わるのでしょうか。実は、紅葉の色は、植物が持つ色素によって決まります。紅葉の色素には、クロロフィル、カロテノイド、アントシアニンなどがあります。

クロロフィルは、緑色の色素で、光合成に重要な役割を持ちます。紅葉すると、植物から栄養を吸い取る役割を持つ染色体が、クロロフィルを分解してしまいます。

カロテノイドは、黄色、オレンジ色、茶色などの色素です。これらの色素は、クロロフィルが分解されると表れます。

アントシアニンは、紅色や青色の色素で、酸性度が高いときに色が出やすくなります。紅葉すると、葉の細胞が酸性度を高めるため、アントシアニンが出て赤く色づくのです。

紅葉の色は、植物の持つ色素によって決まります。クロロフィルが分解されると、カロテノイドが見え、さらに酸性度が高まると、アントシアニンが出て紅く色づきます。