「空気を綺麗にするパーフェクトな植物」とは？

植物は空気中の有害物質を取り除くパワーを持っている

生きていくために、人間や動物は呼吸をして酸素を取り込み、二酸化炭素を排出します。しかし、酸素以外の様々な物質が含まれた空気を吸っているわけです。例えば、工場の排気や自動車の排ガスから発生する窒素酸化物や、インクや塗料から発生する揮発性有機化合物などがあります。これらの有害物質は、肺に入り込んで健康を害する可能性があります。

幸い、植物にはこの空気中の有害物質を取り除く力があることが明らかになっています。植物には光合成に必要な二酸化炭素を吸収する能力があり、その一部の植物はそれ以外の有害物質も吸収して処理します。これにより、植物がいる場所は、空気をきれいに保つことができるようになります。

空気を綺麗にするパーフェクトな植物、それはフィカス・エラスティカ（ゴムの木）

植物にも、中でも有害物質を吸収する力が強いものがあります。その中でも、フィカス・エラスティカ（ゴムの木）は、空気を綺麗にする「パーフェクトな植物」と言われています。

フィカス・エラスティカは、発生源となる多くの有害物質を取り除くことができます。例えば、トルエン、ベンゼン、キシレン、アンモニア、二酸化硫黄、および二酸化窒素などです。特に、フィカス・エラスティカは、揮発性有機化合物、アンモニア、および二酸化炭素を取り除くのに非常に効果的です。

フィカス・エラスティカの育て方

フィカス・エラスティカは、室内で育てやすく、育て始めてからあまり手入れが必要ではありません。水やりもあまり気にする必要がなく、明るい場所で育てるのが好ましいです。また、肥料も、通常の室内植物と同じように3か月に1回程度与えるだけで大丈夫です。

まとめ

空気中の有害物質を取り除くパワーを持つ植物は、健康に良い影響を与える一方で、空気中の有害物質を抑えることにも役立っています。中でも、フィカス・エラスティカは、「パーフェクトな植物」と呼ばれるだけあり、特に効果的です。室内で手軽に育てられるので、室内環境を改善するために、是非育ててみてください。