世界最長の滑走路はどこ?

滑走路の基礎知識

滑走路とは、飛行機が離陸したり着陸したりするための路面のことを指します。滑走路は通常、アスファルトなどの堅い路面でできており、飛行機の重量や速度にも耐えられるように設計されています。また、国際民間航空機関(ICAO)によって定められた規格に基づいて設計され、長さや幅、滑走路端に設けられる標識などにも規定があります。

世界最長の滑走路は?

世界最長の滑走路は、ブラジル・サンティアゴ国際空港にあります。この滑走路の全長は、なんと4,700メートルにも及びます。つまり、降着装置を下ろした状態の大型民間機であるボーイング747-400が、最大充電量で離陸するために必要な滑走距離は、約3,200メートルです。したがって、この滑走路は、世界最大の旅客機であるエアバスA380なども着陸・離陸が可能です。

なぜサンティアゴ国際空港には長い滑走路が必要なのか?

サンティアゴ国際空港は、海抜500メートル以上の高地に位置するため、大気圏からの酸素が薄く、空気が薄いという状況にあります。このような高地にある空港では、飛行機が十分な速度を出さなければ、離陸や着陸ができなくなるため、長い滑走路が必要になるのです。

また、サンティアゴ国際空港は、チリの首都であるサンティアゴにあるため、南米各地や太平洋岸のアジア諸国との間での航空交通の拠点として利用されており、多くの大型機が発着するため、滑走路の長さが必要とされています。


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