月と太陽の大きさは同じように見えるが、実はこんなに違う

月と太陽の大きさの見え方

よく、満月の時には太陽と同じくらいの大きさに見えると思われている方も多いかもしれませんが、実はそれは錯覚です。

太陽の直径は約139万キロメートル。これに対し、月の直径はわずか3,476キロメートルと、地球の一番身近にある天体とは思えないほど小さいです。

では、なぜ満月の時に太陽と同じ大きさに見えてしまうのでしょうか。それは、目に映る画面領域内に太陽や月がぴったり収まってしまうことが原因です。つまり、太陽や月が水平線に近い位置にあるときや、空気の屈折率が高い時には画面領域内に収まってしまうため、同じ大きさで見えてしまうのです。

なぜ太陽よりも小さく見えてしまうのか

そもそも、太陽や月は地球から非常に遠いため、人間にとってそれぞれの大きさは非常に小さく見えます。しかし、太陽は地球から約1億4,600万キロメートルも離れているため、その大きさが見た目に与える影響は極めて小さいです。

一方、月は地球から約38万キロメートルの距離にあるため、比較的近くに感じられます。また、太陽と比べ、月は地球に近いため、その大きさが見た目に与える影響も大きいのです。

このように、満月の時には太陽と同じ大きさに見えてしまいますが、実際には太陽は月よりも遥かに大きく、非常に遠くにある存在であることを知っておきましょう。