世界最小国バチカン市国とは
バチカン市国とは、イタリアのローマ市内に面積わずか44ヘクタールである、世界最小の国家であり、カトリック教皇の庇護下に置かれています。
バチカンの国土の歴史
バチカン市国の歴史は古く、古代ローマ帝国時代には「ネクロポリス」と呼ばれる墓地が造成されていました。その後、キリスト教が広まるにつれて、聖ペテロ墓所が建てられるようになったのです。
中世には、教皇庁が勢力を拡大し、バチカン周辺地域を支配するようになりました。しかし、イタリア統一運動に伴い、バチカン周辺がイタリア領土に組み込まれることになり、1861年には教皇領が廃止されました。その後、1929年にラテラノ条約が締結され、バチカン市国が成立することになったのです。
バチカン市国の面積はどのくらい?
バチカン市国の面積は、わずか44ヘクタールです。これは東京ドーム約60個分ほどの大きさです。国土を東西南北に走る線で二分すると、左側がバチカン広場を中心とする市街地、右側が菜園、果樹園などの農地となっています。
バチカン市国の人口はどのくらい?
バチカン市国は、面積が小さいため人口が非常に少なく、約800人程度しかいません。その内、約450人がバチカン市国市民であり、教皇庁の職員やローマ教皇庁国務長官、駐バチカン大使や巡礼者、観光客らが暮らしています。
コメントを残す