生命力が尽きる前に殺された、世界最高齢の動物
世界中には長寿を誇る動物たちがいますが、その中でも最高齢のものは一体何でしょうか?実は、その栄誉は魚類の「コイ」に与えられています。
日本の庭園などでよく見かける「錦鯉(にしきごい)」と呼ばれる品種が、世界最高齢のコイとしてギネス世界記録に認定されています。
その個体名は「ハヤシノボル」といい、2007年に亡くなるまでの生涯で、なんと226歳にまで生きることができました。人間の寿命に換算すると、なんと約600歳にも相当する驚異的な寿命です。
しかし、こんなに長寿にもかかわらず、ハヤシノボルが残したのは残念なことに「とりとめのない、ただのコイの寿命」というだけで、特別な健康状態や能力などは見られませんでした。なんでも、生命力が尽きる前に殺されてしまったらしいのです。このように、長寿の秘訣は持っていても、それを実証できる機会を与えられなくて、人間には見習う点が少なそうです。
最高齢の犬、人間、動物たち
ハヤシノボルのように、長寿を誇る動物たちにはたくさんの種類があります。世界最高齢の動物たちは以下の通りです。
・コイ:226歳
・ガメ:188歳
・ラッコ:23歳
・海月:118歳
・ハエトリグサ:43,800年以上
人間の場合、最高齢の人物はフランスの「ジャンヌ・カルマン」さんで、122歳164日という驚異的な寿命を記録しています。
最高齢の犬は、オーストラリアの「ブルーイー」で、29歳5か月の生涯を終えました。
まとめ
長寿を誇る動物たちは、人間を超える驚異的な寿命を持つものがある一方で、その寿命ゆえに何も築き上げられなかったり、かえって利用されてしまうこともあります。
生物の世界にはまだまだ未知なことがたくさんあるため、今後も多くの驚きに遭遇することでしょう。
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