壁の高さと長さ
1961年から1989年まで存在した東ドイツと西ドイツを隔てるベルリンの壁は、123キロメートルの長さで、最高点は4.5メートルでした。
人工衛星からの観測
1980年代には、アメリカの国防衛星が世界中を監視していました。その一つが、高軌道衛星KH-9 HEXAGONで、高度6,500キロメートル以上から広範囲な地域を観測することができました。
この衛星が1984年にベルリン上空を通過したとき、壁が明らかに観測できたといわれています。衛星のカメラによって、壁が地球上からも確認できることが明らかになりました。
環境保全に使われた壁の瓦礫
壁は、1989年に崩壊し、現在はその瓦礫を再利用するため、環境保全という形で使用されています。瓦礫は、公園の舗装材、記念碑、壁画の材料として再利用され、壁が過去にもたらした悲劇的な出来事と共に、再び都市で新しい使い道を見つけています。
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