エベレストにたまるごみの数
エベレストは、標高8,848メートルの世界最高峰の山です。毎年多くの人が登山を試みますが、しかし登山者たちは残念ながら、山頂付近に多くのごみを散乱させます。
2000年には、アメリカの登山家、エリック・ワイナーが主導した清掃隊がエベレストの南側から25トン以上のごみを回収したと報告されました。その一部は再利用、リサイクル、処分されましたが、それでも山頂周辺には多くのごみが残っています。
1996年、2つの登山隊がエベレストでの登山を試みた記録的な年には、登山中に多くの死者が出ました。その年、ごみが散乱する問題は、死者の遺体の回収や遺品の回収にさらに複雑さを加えました。
登山者のごみに対する取り組み
エベレストに登る際には、登山者たちは1か月に2回はゴミ回収の義務を負っています。また、2014年以降、登山者は最初に $4000(約44万円)の清掃費を払う必要があります。この費用は、フライシュマン山岳外科病院の「クリーン・エベレスト計画」プロジェクトによって、登山者の回収したごみを処理するために使用されます。
しかし、このような対策が施されたにもかかわらず、山頂周辺には小さいながらもごみが拾われていません。過去の登山者からの放棄物や「ケーキがおいしかった」といったパーカーやノートに書かれた言葉に刻印がされている硬貨など、残されたごみは今でも残っています。
まとめ
エベレストは、世界的に知られている山であり、その歴史や壮大さに魅了されて登山家たちは世界中から訪れます。しかしながら、その美しさを維持するためには、私たち全員が責任を持って、エベレストを美しく保つことが求められています。
登山家たちは登山中のごみを回収する責任を負っていますが、私たち全員がエベレストの美しさを維持するために貢献することができます。例えば、エコバッグを持参する、ごみを持ち帰る、地球にやさしい旅の形態を選ぶことなどが挙げられます。
写真引用元: Mountain Explorer
コメントを残す