七夕の誕生
日本の夏祭りである七夕は、中国で起源を持つ祭りです。中国では「七夕節(しちせきせつ)」と呼ばれ、紀元前800年頃の詩集「詩経(しきょう)」にも詠われていたそうです。
日本には、奈良時代に伝わったとされていますが、正確な時期は不明です。江戸時代に入ると、徳川家康が、江戸城で七夕の行事を始めました。また、これに伴って七夕飾りが一般庶民の間に広まることとなりました。
七夕の習慣
七夕には、2人が長い時間離れていたという、織姫と彦星の恋愛譚があります。この日にはラブレターや願い事を書いた短冊を笹の葉に飾り、その前で思いを馳せるのが一般的です。
七夕の風習
七夕といえば、笹の葉に短冊を飾るイメージがありますが、地域によって様々な風習があります。例えば、北海道の函館市では、麹塚(こうじづか)神社で踊りが行われます。お祭りになると、牛や馬、キツネや狸の面を被り、女性達は地元の笹を持って踊ります。
また、東京や横浜などでは、俳句の大会や大道芸のイベントが催されます。京都では、嵐山周辺で夜店が出ます。
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