豆知識
「ゴンドラの法則」とは、ロープウェイ(ゴンドラリフト)の乗車場所の高低差が少ない場合、降車場所で待機する乗客の数が多いほど、次に訪れるゴンドラに乗車する乗客の数は減少するという法則のことです。
詳細説明
この法則は、1975年にアメリカ合衆国の心理学者、ダニエル・カーネマンとアミス・タヴェルスキーによって提唱されました。彼らは、この現象を「供給と需要の相乗効果(The Matching Law)」と名付けました。
例えば、ある登山リフトで、山頂から山麓までの降車場所までの高低差がわずか20メートルしかない場合を考えます。この場合、降車場所で待機する人が多ければ多いほど、ゴンドラに乗車する人が減少するという現象が起こります。つまり、乗車したい人が多いほど、その人たちが降りた後のゴンドラには乗車していない人が多く残り、次のゴンドラに乗車する人が少なくなるのです。
このような法則を知っていると、ロープウェイを利用する場合に、長い待ち時間を避けるために、降車場所に少し離れた場所で待機するなどの工夫ができます。
まとめ
「ゴンドラの法則」は、乗車場所と降車場所の高低差が少ないロープウェイで、降車場所に待機する乗客の数が多いほど、次に訪れるゴンドラに乗車する乗客の数が減少するという法則です。この現象を知っておくと、ロープウェイを利用するときにスムーズに移動することができます。
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