日本にある最古の学校はどこ？

豆知識

日本にある最古の学校は、京都にある『天授楼』（てんじゅろう）という学校で、創始者は藤原道兼である。この学校は、天慶元年（938年）に創設され、後に『広隆寺』に併設された。

詳細

『天授楼』は、平安時代初期に創設された学校であり、国家から直接支援を受ける諸大学の中でも最も古いものとされています。創設者の藤原道兼は、当時の学問の中心であった中国・唐の学問を学び、その知識を日本に導入した人物でもあります。

『天授楼』は、最初は仏教の寺院であった『広隆寺』内に設置され、藤原道兼の教え子たちが学ぶ場所となりました。しかし、次第に『天授楼』自体が独立した学校としての地位を確立し、幅広い教育内容を提供するようになっていきました。

『天授楼』での教育は、漢字や仏教、音楽や詩歌など、幅広い分野に及びます。また、この学校は後に日本で初めての国際交流機関としても知られるようになり、唐の学問に触れ、日本の学問にも多大な影響を与えました。

現在、『天授楼』は、広隆寺の一部として、国の史跡に指定されています。また、学校としては現存していませんが、日本の学問の発展に大きな役割を果たした、貴重な存在として知られています。

参考文献：
コトバンク