なぜ月面にはクレーターが多いのか?
月面には、惑星衝突によってできたクレーターが多数存在しています。地球や火星、金星など、他の惑星の表面にもクレーターがある場合がありますが、月に比べてその数はかなり少ないです。
月がクレーターが多い理由は、大きく分けて以下の2つが挙げられます。
①月が地球に近いこと
月は地球の近くを回っており、地球から見ても比較的大きく見えます。したがって、地球から見える月面には、ふだん見えない小さなクレーターも確認できるようになっています。つまり、比較的小さなクレーターでも、地球から見えるようになるため、多くのクレーターが発見されるのです。
②月が大気を持っていないこと
地球や火星、金星など、他の惑星には大気が存在します。この大気は、ものが地表に衝突する際に、摩擦や燃え尽きの影響を受け、クレーターができる数を制限しています。しかし、月には大気が存在しないため、クレーターが発生しやすくなっています。
以上の理由から、月には多数のクレーターが存在しているわけですが、それらの多くは、4-40kmぐらいのものです。
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