背景
1950年代後半、日本郵政公社は「切手需要の低迷」という問題に直面していました。この問題を解決するため、公社は新シリーズの切手を発行することを決定しました。
「青緑シリーズ」とは?
1958年11月3日、日本郵政公社は「青緑シリーズ」という新しい切手シリーズを発行しました。このシリーズは、一部の切手を除いて、デザインや色味に統一感を持たせたものでした。青と緑の色調が特徴となり、モダンなデザインが人気を博しました。
注目される理由
青緑シリーズは、発行当時から多くの切手収集家たちの注目を集めていました。なぜなら、青緑シリーズの切手は、実は印刷技術の変化によってデザインが微妙に変化していたからです。
例えば、青緑2円切手は、印刷の途中でインクの補充が行われたことによる微妙な色の違いが見られます。また、1円切手には「ラーブル」と呼ばれる切手製造における欠陥が多数確認され、修正されたものとされる「ラーブル修正版」が存在します。これらの微妙な違いが、切手収集家たちの間で人気を呼びました。
まとめ
青緑シリーズは、日本の切手史において非常に重要なシリーズの一つです。そのデザインや印刷における微妙な違いから、切手収集家たちは今もなお青緑シリーズに注目しています。
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