馬は眠る時立ったまま眠る

馬の睡眠について

馬は草食動物の一種で、野生では草原に群れを成して生活しています。彼らは常に敵から身を守る必要があるため、立ったままでも眠れるようになっています。

実際に、馬は1秒間に4～5回、15分～30分程度微量な睡眠をとることが知られています。しかし、昼寝といった長い時間の睡眠はほとんどとりません。それでも、特に脚が疲れているときや気分屋の時は眠気に襲われ、立ったまま仮眠をとるということもあります。

馬は、前足を折りたたみ、後足で支えることで少し屈曲して立つ姿勢で仮眠をとります。さらに、彼らは一方の後ろ足を伸ばし、体重を支えてくれるようにします。このような姿勢を「観賞用立ち馬」と呼ばれることがあります。

さらに、馬には珍しい睡眠方法をとる種類もいます。たとえば、アフリカのフンボルトペンギンのように、水中で眠る「泳ぐ睡眠」という方法です。この方法は馬には適しませんが、メリノ種の羊は立ったまま16時間以上も眠れるという特技を持っています。