世界初のコンピューターは巨大な機械室!

誕生背景

1937年、当時のイギリス政府は海上封鎖政策に対抗するため、新しいコード暗号化システムの開発を始めました。しかし、当時の暗号解読技術の進歩は著しくなく、手作業での解読には限界がありました。
そこで、イギリス政府は暗号解読の自動化を目的として、膨大な計算処理を行える機械の開発を計画しました。

開発過程

イギリス政府は、ポーランドの数学者や暗号解読の専門家を数多く招聘し、「コロッサス」という巨大な機械を開発しました。この機械は、当時のコンピューターの祖ともいわれます。

特徴と機能

コロッサスは、重さが27トン、全長25メートル、高さ2.5メートルにも及び、IBMのパンチカード式の機械を利用した一般的な計算機よりも大きかったです。また、1秒間に5万個の積和演算を行うことができました。

役割と影響

コロッサスの開発により、イギリス政府はドイツ軍の暗号を自動化で解読することができ、第二次世界大戦の勝敗を左右するほどの戦略的な情報を得ることができました。また、これにより、コンピューターの発展につながり、現代社会においても重要な役割を果たしているコンピューターの基盤を築くことができました。

参考文献: BBCニュース


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