『アイスクリーム』が発明されたきっかけ

アイスクリームが誕生した理由

アイスクリームは今や定番のスイーツですが、その歴史は意外にも古く、1世紀のローマ帝国時代から存在しています。しかし、現代のアイスクリームのようなものが誕生したのは、17世紀のイタリアでした。

当時イタリアは、暑い気候や食欲を促すため、水や果実を凍らせた「グラニータ」というスイーツが一般的でした。しかし、ある日寒気のある夜に、イタリアの王室で宴会が開かれました。そのとき、コックが「グラニータ」の材料として、牛乳、卵黄、砂糖を混ぜたクリームを加えたところ、凍らせたところ、とっても美味しくできあがったのです。

アイスクリームが日本に伝えられた経緯

それからアメリカ、イギリスなどへ広がり、19世紀にはアイスクリーム専門店も登場し、現代のアイスクリームが誕生しました。そして、20世紀には炭酸飲料などとともに、日本にも紹介されました。

日本初のアイスクリームは、19世紀末に横浜で開業した「ヒューズ・アイス・パーラー」によって作られたものだとされています。しかし、一般的なスイーツとして広まったのは、戦後のアメリカ風カルチャーの影響によってです。

現在は、様々な味や種類のアイスクリームが販売され、年齢や性別を問わず愛されるスイーツとなっています。