世界的に有名な「ロンドン橋」は、全く別の橋を指していた!

豆知識

世界的に有名な「ロンドン橋」は、現在のものだけでなく、過去にも何度か架け替えられています。しかし、実は今日私たちが「ロンドン橋」と呼んでいるものは、本来「タワーブリッジ」という名前の橋のことを指していたのです。

詳細

現在の「ロンドン橋」として知られている橋は、1973年に架けられた橋です。しかし、この橋が建設される以前にも、何度か「ロンドン橋」という名前の橋が架けられており、それぞれの橋が重要なロンドンのシンボルとなっていました。

最初の「ロンドン橋」は、アングロ・サクソン人によって架けられた木製の橋でした。その後、たびたび改築され、1150年頃には石造りの橋が完成しました。この橋は、13世紀に完成したサウスウォーク橋とともに、ロンドンを東西に敷かれた交通路を結ぶ大切な橋となりました。

しかし、18世紀になると、交通量の増加により旧来の橋では通行が困難になっていきました。そこで、1831年には新しい「ロンドン橋」が完成し、この橋は19世紀半ばまでロンドン市内で最も重要な橋のひとつでした。

そして、20世紀に入ると、旧来の橋では交通量を捌ききれなくなり、また、空襲被害により損傷したため、1967年には、現在の「ロンドン橋」となる「タワーブリッジ」が架けられることとなりました。

このように、今日私たちが「ロンドン橋」と呼んでいるものは、本来は「タワーブリッジ」という橋を指していたわけです。しかし、観光客をはじめ、多くの人々にとって「ロンドン橋」という名前が有名になり、現在では二つの橋を指しているということになります。


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