ラフダイヤモンドとは？

豆知識１：真正面から見るとダイヤモンドのように見える

ラフダイヤモンドは、産出されたばかりのダイヤモンド原石のことを指します。その名の通り、ダイヤモンドを採掘した際に山から取り出された状態で、類似品を含むドロのままの状態の石なのです。

前述の通り、ラフダイヤモンドはダイヤモンド原石と呼ばれるものである点が大きく異なります。ダイヤモンド原石はまだ加工もされておらず、山から採掘された状態のままの石です。そのため、見た目はしばしば「砂利の塊みたい」と評されることもあります。

ラフダイヤモンドの非常に興味深い特徴のひとつに、真正面から見ると綺麗なダイヤモンドのように見えるというものがあります。この現象は天然ダイヤモンドの結晶が六角形であるため、原石も同様に均一で整った形状をしているためです。

しかし、同じ原石でも、部分的に欠けたり、変形が加わることによってダイヤモンドとして使うことは困難になってしまいます。そのため、ラフダイヤモンドは、高度な技術をもって研磨加工をすることによって、特別な輝きを生み出しています。

ラフダイヤモンドの独特の美しさに魅せられ、女優オードリー・ヘプバーンが愛用したことも話題になりました。彼女は、ダイヤモンドの品質を命とも言えるレベルで選び抜いていたことで有名ですが、その中でもラフダイヤモンドには特に興味を持っていたといわれています。

ラフダイヤモンドは、通常のダイヤモンドと比べて独特の輝きや美しさがあるため、オードリー・ヘプバーンのようなセレブからも注目されています。現在では、比較的リーズナブルな価格で手に入れることができるため、商用のジュエリーにも広く使われるようになっています。