なぜ卵には白と黄色があるのか？

卵白と卵黄の違い

まずは、卵白と卵黄の違いについて確認しましょう。卵白は、タンパク質がたっぷりと含まれています。一方、卵黄には、脂質やコレステロール、ビタミンなどが豊富に含まれています。

卵の白と黄色が存在する理由は、それぞれが卵内で異なる役割を担っているためです。卵白は、卵黄を包んで保護するとともに、卵黄の周りに空気層を作って、受精卵を守る働きを持っています。また、卵黄が固まる際には、白身が半ば固まった状態で、内部から熱が伝わっていくことで卵黄が固まるという仕組みがあります。

一方、卵黄には中心に黄身があるため、受精卵のエネルギー源としての役割を果たしています。また、卵黄にはビタミンやミネラル、脂質などが豊富に含まれており、これらの栄養素が成長促進や健康維持に役立つため、古くから優れた栄養源として親しまれています。

卵の大きさには、鶏の品種や体調、飼育環境などによってバラつきがあります。一方、卵黄の色には、鶏が食べた飼料の種類や量などの影響があるとされています。特に、黄色い飼料を与えると、卵黄の色が濃くなるというわけです。