アラスカの氷河に含まれている天体物質
アラスカは、天体物質の宝庫として知られています。氷河に含まれる「氷河中の抽出物質」(ICECA)と呼ばれる微小な粒子を分析した研究により、小惑星の落下時に含まれる有機化合物やアミノ酸が発見されました。特にアミノ酸は地球上で発見されたアミノ酸のうち、生命の起源と考えられている20種類すべてが含まれていることが判明しています。
氷河から得られる情報
氷河は、過去の気候変動や地球の状態の変化を知るために貴重なデータを提供しています。氷河に含まれる微粒子や微生物、有機物、化学物質の分析により、過去の地球環境や環境変化、生物進化、異常気象の原因などが解明されています。
氷河は氷河でも、種類によって大きく異なる
氷河は、熱帯地方から極地まで世界中の地域に存在していますが、種類によって氷の性質や、氷河内部に含まれる生物、岩石、地球外物質などが異なります。例えば、カラコルム山脈のシャフサバス氷河には、高濃度の硫酸イオンが含まれることが判明し、硫酸塩や酸性雨を調べる上でも重要な情報源になっています。
また、アラスカの南東部にあるハバード氷河は、ナイアガラの滝よりも高く、一日あたり3メートルも成長していることがわかっています。特に注目すべきは、この氷河による氷塊の融解により、海面上昇が予測されることです。
コメントを残す