日本古来の暦の改良
「二十四節気」とは、太陽が黄道を通る位置を基準にした二十四の季節のことで、
春分や秋分など、日本でも馴染み深いものがあります。
これは、紀元前2世紀から3世紀にかけて、中国で整備された伝統暦の「二十四節気」が
日本に伝えられたのが始まりとされています。
しかし、日本に伝わる「二十四節気」は、中国のものとは少し異なっています。
その理由として、日本で伝統的に使われていた「旧暦」に基づいて、
独自に改良されたためだと考えられています。
中国の五徳説による節気の分類
中国では、伝統的な暦のうち、天順暦・太初暦・大明暦などで節気が定められていましたが、
その分類方法には、五徳説というものがありました。
これは、五つの徳を象徴する五行(木・火・土・金・水)を用いて、
節気ごとに該当する徳を割り振る方法です。
たとえば、春分は「土用」とも呼ばれ、「土」の徳に該当するため、土徳節(陰陽五行説を含めた中国の神秘哲学思想)とされています。
日本での「二十四節気」の改良
日本でも、中国と同様に、五徳説を元に、節気を分類する伝統がありました。
しかし、日本で伝統的に使われていた「旧暦」は、
太陰暦と呼ばれ、新月・満月を基準に月の満ち欠けによって暦を作成します。
このため、日本に伝わった「二十四節気」も、旧暦に合わせて改良されたもので、
中国のものとは若干異なっています。
たとえば、日本独自の節気として、「大寒」「立春」などがあります。
コメントを残す