背景
「旅の恥はかき捨て」という言葉があります。これは、江戸時代から続く常識的な汚物処理方法である「かき捨て」を、旅をする際にも行うことが望ましいという意味で使われるようになりました。
江戸時代の「かき捨て」
江戸時代、トイレなどの公共施設がなかったため、人々は排泄物を板などに集め、川や道路に捨てていました。これを「かき捨て」と呼ばれています。
旅先での「かき捨て」
旅先でも、施設の整っていない宿や街中でトイレがない場合には「かき捨て」が行われていました。しかし、この行為が衛生上の問題を引き起こすことになったため、一部の地域では「かき捨て」を禁止する条例が制定されました。
旅の恥はかき捨て
こうした背景から、「旅の恥はかき捨て」という言葉が生まれました。旅先で「かき捨て」を行うことは、健康上の問題を引き起こすだけでなく、地元住民に迷惑をかけることにもなります。このような行為を避け、自分たちが旅で訪れた場所をきれいに保つことが旅のマナーとして求められるようになっています。
参考文献:「日本言語生活事典」(三省堂)
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