豆腐好き武将の伝承
麻婆豆腐は四川省を代表する料理の一つで、辛い味わいが特徴です。その由来には諸説ありますが、有名な伝承は唐代の武将で豆腐好きだった「李自成」の話です。彼が逃亡中に山賊から豆腐をもらい、腐敗した豆腐を麻婆という香辛料と一緒に調理して食べたところ、喉が痛くなって声が出なくなった山賊の治療になったという話が伝わっています。
「麻」と「痺れ」の語源
麻婆豆腐の「麻」と「痺れ」の辛味の元となる、花椒(ホアジャオ)というスパイスがあります。花椒は中国古来から風邪や腹痛の治療薬として利用されており、その味わいは舌や口の中に痺れるような感覚があります。この痺れを表す中国語の「麻(マー)」と、辛さを表す「辣(ラー)」をあわせて「麻辣(マーラー)」と呼びます。また、辛いものを食べると汗をかくことから、その辛味を表す中国語の「辣」に対して「汗を出す」という意味の「気(キー)」を合わせて、「辣気(ラッキー)」という表現もあります。
色々なバリエーション
麻婆豆腐は豆腐と合わせて挽肉や野菜、豆板醤などを入れて煮込むことが一般的ですが、地方によっては魚介類を使ったものや、豆腐を麻婆という香辛料だけで味付けしたものなど、様々なバリエーションがあります。また、麻婆豆腐を焼いたり揚げたりすることで、新しい食感を楽しめるレシピも存在します。
麻婆豆腐は、その辛さと旨味の相性が良く、中華料理店だけでなく、家庭でもよく作られる人気のある料理です。
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