実はアマゾン川が最長だった
一般的に、世界最長の川として知られているのはナイル川です。しかし、実はアマゾン川がその座を守っています。
ナイル川の全長は約6,650kmですが、アマゾン川の全長は約6,992kmもあります。それにもかかわらず、なぜナイル川が「世界最長の川」として広く知られ、認知されているのでしょうか。
歴史的な理由による誤解や、測定方法の違いが原因
まず、歴史的にナイル川は長いこと世界最長の川とされてきました。これは古代エジプト文明にとってこの川が重要な役割を果たし、多くの文化的側面が結びついていたことや、1827年にナポレオン・ボナパルトがナイル川探検隊を率いていたことが大きく影響しています。
その後、19世紀から20世紀初頭にかけて、多くの探検家たちがアマゾン川を探検しました。しかし、アマゾン川は当時その多くの地域で未開拓であり、計測することが容易ではありませんでした。
更に、ナイル川とアマゾン川の測定方法が異なっていたことも原因です。ナイル川は、出発点から河口までの距離を測定した全長が「ナイル川の全長」とされています。しかし、アマゾン川は出発点から河口までの距離の他に、周辺を流れるほかの川や、支流も含めた全水系の長さも含んだ「アマゾン川流域の全長」として測定されています。
現代の調査によって、アマゾン川が最長の川と認められるようになった
現代になり、より正確な測量技術が発達したことで、アマゾン川が世界最長の川と認められるようになりました。2014年に行われたアメリカ地質調査所の調査では、ナイル川の全長が約6,650kmであるのに対し、アマゾン川の全長は約6,992kmであることが明らかになりました。
以上のように、歴史的な誤解や測定方法の違いなどが原因で、ナイル川が「世界最長の川」として誤認されていたことがわかります。アマゾン川が世界最長の川とされるようになった現代においても、古い認識があまりにも根強く、なかなか浸透しないこともあります。
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