豆知識1:ピラミッドを建設するためには多くの石を運ぶ必要があった
古代エジプトで建設されたピラミッドは、その巨大さから多くの石が必要とされました。例えばクフ王のピラミッド(通称:大ピラミッド)の場合、約230万個にも及ぶ石を使用しています。この石を運搬するにはどのような方法が使われたのでしょうか。
豆知識2:石を運ぶ手段には様々なものがあった
ピラミッド建設時代のエジプトでは、石を運ぶために多様な方法が使われていました。
まず、人力で石を運ぶ方法があります。これは最も基本的な方法で、エジプト時代の絵画や彫刻からも確認できます。複数の人が一つの石を担いで運ぶ場合もありました。
また、車輪付きの車両を使った方法もあります。ただし、車輪はエジプト時代にはまだ発明されておらず、彼らが使ったのは転輪と呼ばれる円筒形のものでした。この転輪を積んだ車両は2つの大きな板の間に挟み込み、そこに石を乗せて運びます。ただし、この方法は地面が平らでない場所では使えません。
豆知識3:ピラミッド建設には鎖で石を運ぶ方法が使われた
現代の建設では多くの場合、クレーンを使って大型の建材を運びますが、古代エジプトではクレーンが存在する前提でピラミッド建設を進めることはできませんでした。
そこで使われたのが「鎖で石を運ぶ方法」です。石材が運び込まれる際、先ず 土を掘り返し、灰色の石材の面の変化した地点でY字型に穴を掘り、その穴に鎖の一端を固定して引き上げる形態が多かった。鎖の一端を固定するため、石材の底面には凹みを掘っておく必要がありました。この方法によって、数トンの重量がある石材も比較的容易に運ぶことができたのです。
以上のように、古代エジプトでピラミッドを建設するために使用された石の運搬方法には多くの種類がありましたが、鎖を使った方法は地面の状況に関係なく使用できるため、最も効率的だったとされています。
参考文献:The Transport of the Blocks Used in the Construction of the Great Pyramid
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