カメレオンの色の変化は、細胞レベルでの変化も関与している
カメレオンは、皮膚の細胞を自在に変化させることで、周囲の色に同化することができることが有名です。しかし、この色の変化は温度や感情だけではなく、実は細胞レベルでの変化も関与していることが最近の研究からわかってきました。
カメレオンの皮膚には、クロマトフォア細胞という変色細胞が存在する
カメレオンの皮膚は、クロマトフォア細胞という変色細胞によって、色の変化が生じます。このクロマトフォア細胞には、タンパク質の「クロモシン」という色素が含まれています。
カメレオンの色の変化は、細胞内のクロモシンの配置によって生じる
カメレオンの皮膚細胞内には、クロモシンが細胞内の「小器官」である「顆粒体」に含まれている場合と、顆粒体から出た細胞質内に浮遊状態で存在している場合があります。
クロモシンが顆粒体内に留まっている状態では、色素が集中しているため明るい色になります。一方、顆粒体から出て細胞質内に浮遊している状態になると、色素が分散されるため暗くなります。
温度の影響も細胞レベルでの変化に関与している
カメレオンの皮膚は、温度が上がると細胞内の「小器官」である「ミトコンドリア」の働きが活発化し、エネルギーを消費するようになります。
そのため、クロモシンが抱える「色素粒」を分解する酵素の量が増え、暗くなる色素が分解され、白っぽく明るい色になることが知られています。
感情も色の変化に影響を与える
カメレオンの色の変化は、温度や周囲の状況だけではなく、感情によっても変化します。例えば、怒っているときは暗く、興奮しているときは明るく色が変わります。
この色の変化は、ストレスホルモンである「アドレナリン」や「ノルアドレナリン」が、細胞内に作用することによって引き起こされています。
まとめ
カメレオンの色の変化は、細胞レベルでの変化も関与しており、温度や感情だけでなく、細胞内のクロモシンの配置によっても生じます。皮膚細胞内の小器官である顆粒体やミトコンドリア、ストレスホルモンであるアドレナリンやノルアドレナリンが関与していることが知られています。
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