歴史的背景
現在、日本を含む多くの国で、車のハンドルは左側にあります。これはイギリス以外の英語圏や、アメリカ合衆国、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド、インド、インドネシア、マレーシア、シンガポールなどでも同様です。
この左側配置になったきっかけは、車の登場に先立つ時代に作られた馬車や荷馬車にあります。当時、世界のほとんどの国で乗車する側は左側でした。その理由は、右利きが多かったためです。右手で縄を引き、左手で荷物を持ち運ぶとき、右側に乗車する方が便利だったのです。
安全性を考慮
20世紀初頭、車が社会に広く普及しはじめると、事故も増え始めました。当時のアメリカでは、道路交通事故による死亡者の数が100万人に達し始めていました。そこで、車を安全にするための工夫が模索されるようになりました。
1913年、デトロイト市が車を左側通行にする規則を制定し、その後、他の都市や州が追随しました。これによって、運転席が道路左側にある車が増えていきました。そして、こうした左側通行が、ハンドルの左側配置にも影響を与えることになりました。
まとめ
このように、車のハンドルが左側にあるのは、英語圏以外の国々において、古くからの馬車や荷馬車に対応することで左側配置が主流になったためであり、アメリカでの安全対策が影響していることも大きいです。
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