暗号理論における「エニグマ」とは

概要

エニグマとは、第二次世界大戦中にドイツ軍が使用していた暗号化装置のことです。特に、ドイツ海軍が使用していたU艦隊の通信に使用されていました。

動作原理

エニグマは、文字を入力すると、内部のローター群が回転しながらランダムなマッピングを行い、出力された文字を暗号化します。受信側のエニグマも同様にローターが回転し、復号化を行います。このローターの回転により、同じ文字でも暗号化後の文字が異なるため、解読は非常に困難でした。

解読

エニグマの解読には、英国のタイチーン・パークという場所で暗号解読を行う「Bletchley Park」という組織がありました。彼らは、エニグマの暗号を解読するために、コンピュータの原型である「コロッサス」という大型計算機を作り上げ、ドイツ軍の通信を解析していました。

継承

エニグマは、現代の暗号化技術に大きな影響を与えました。エニグマには、現代の共通鍵暗号化方式の基礎となる「置換パターン」と「可逆操作」という概念があります。また、エニグマの解読に使用されたコンピュータは、後に世界初の電子汎用コンピュータ「ENIAC」として開発され、現代のコンピュータ技術の始まりの一つとなりました。


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