世界遺産で知る フランスのステンドグラス・ガラスの技法

ステンドグラスとは

ステンドグラスとは、ビット(色分けされたガラスのピース)をつなぎ合わせ、窓やランプシェードなどの装飾品を作る技法です。主にキリスト教教会のステンドグラスで用いられ、上部のガラスはイエス・キリストに関するシーンを描き、下部のガラスには聖書に登場する人物や、寄進者の肖像、聖人、原罪などが描かれます。

フランスでステンドグラス技法が発展した理由

フランスはステンドグラスの技法を独自に発展させ、最高峰の技術を持っています。それは、フランスが中世期において、世界の文化的な中心地であったことが関係しています。かつて、フランスはローマ教皇庁や聖地のイェルサレムを支配したため、多くの聖遺物や芸術品がフランスにもたらされ、聖堂や教会が整備されました。そのため、ステンドグラスの技法もフランスで最高峰の技術がまとめられ、発展していったのです。

フランスのステンドグラスで有名な聖堂

フランスの中でも、ステンドグラス技法が有名な聖堂の一つは、ノートルダム大聖堂です。1000箇所ものステンドグラスがあり、世界に数少ない13世紀のステンドグラスもあります。また、ベルサイユ宮殿も美しいステンドグラスを多く所蔵しています。

ステンドグラスに描かれた「犬の頭部」

フランスのステンドグラスには、ユニークなモチーフが描かれているものがあります。その中でも、特に有名なのが「犬の頭部」です。13世紀頃のもので、何匹かの犬が群れをなして描かれています。しかし、犬たちの顔の中には、かわいらしさとは違う異様な顔をしたものが混じっています。これは、当時フランスで猟犬を育てる流行があったため、犬たちの顔に人間の顔を描いて遊んだものが生まれたと言われています。


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