日本の貨幣にある人物の正体

1. 札束の向きによって誰が向いているか変わる

皆さん日常的に触れている日本のお金の札束を紙幣の皮膜で保護する方向に注目してみると、お金に描かれている人物たちの向きが変わっていることに気づくかもしれません。
例えば、10,000円札の場合、恩賜財団法人日本陶磁協会創設者である中川一政博士が「天地人」の招来を表す一枚の鉄砲を持っているように描かれていますが、札束の見方によって中川博士の顔が左向きか右向きか変わっているのです。

2. 頭に魚?志賀直哉の正体

日本の小説家、志賀直哉が、5,000円札に描かれていることは、多くの人が知っていると思います。しかし、その肖像画には彼に似ていないという人もいます。
その理由は、画家の結城素明が志賀直哉の写真を見て描いたとされていますが、その写真が切り抜かれ、鉛筆画の下絵に使われたことが原因です。特に、志賀直哉の頭の上に描かれた魚は、志賀直哉本人には存在していませんが、彼が好んだ魚である「鯔」を描くように指示した画家のアイディアにより、肖像画に加えられたものとされています。

3. 松尾芭蕉と曽禰好忠のコンビネーション

日本の紀行文学者、松尾芭蕉が、旧1,000円札に描かれていることは有名です。しかし、その紙幣の裏面に描かれている天井桟敷席中景図の中には、松尾芭蕉が好んで通っていた芝居小屋「江戸坂井座」の名物俳優である曽禰好忠の姿が描かれているのをご存知でしょうか。

4. 大久保利通と桂太郎の面白エピソード

明治維新に貢献した大久保利通と、その弟子である桂太郎が、同じく明治の政治家である山縣有朋と関東大震災の直後に遭遇し、彼らはその地震に驚き、大久保利通が「有朋さん、これが新しい時代だ!」と語ったという逸話があります。そして、この様子が半券に描かれている5,000円札と、大久保利通が描かれている10,000円札に表現されています。


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