野球の豆知識

① 野球は元々屋内競技であった

野球は現在は屋外でプレーされるスポーツとして知られていますが、実は元々は屋内でプレーされることを想定して生まれたスポーツでした。19世紀初頭のアメリカで生まれ、当初は「インドアベースボール」と呼ばれていました。その後、ルールの改定を経て野外でのプレーに移行し、現在の野球が誕生しました。

② 野球用のボールは手作りされている

プロの野球試合やアマチュアの野球の練習などで使用される野球ボールは、一般的には手作りされています。野球ボールは、芯にコルクを使用し、その周囲を羊毛の糸で巻いてからレザーのカバーで覆われています。特にプロの試合では、ボールの性能や硬さなどが厳密な基準に基づいて調整され、一つ一つ手作業で製造されています。

③ 「世界一長い野球ゲーム」は1201イニング

1993年にニュージャージー州で行われた「世界一長い野球ゲーム」は、なんと1201イニングにも及ぶ長丁場でした。この試合は、野球の愛好家によって企画され、ボランティアの選手たちが交代しながらプレーを続けました。約8日間にわたる試合で、合計301時間と17分にも及ぶ時間がかかりました。

④ 野球ボールのステッチは全部で108個

野球ボールの外側を覆うレザーのカバーには、独特なステッチがあります。それは全部で108個のステッチで構成されています。このステッチは、ボールがしっかりと強度を持ちつつ、ピッチャーの投球がグリップされるようにするための工夫です。野球のルールにおいて、「108の言葉を悟りとして唱えると心からの幸福が訪れる」という信仰があるため、野球ボールのステッチがちょうど108個になっているという説もあります。

⑤ 野球は日本が発祥の地ではない

野球は日本国内で非常に人気のあるスポーツですが、実は野球の発祥の地は日本ではありません。野球は、19世紀のアメリカで生まれ、その後世界に広まりました。日本では、大正時代に入ってから野球が普及し、現在ではプロ野球や高校野球などの試合が盛んに行われています。