ブレッドクラムとは?
ブレッドクラム(Breadcrumbs)とは、ウェブサイトやアプリケーションにおいてナビゲーションを補助するために使用されるインターフェースの一つです。パン粉(Breadcrumbs)を連想させるような表示方法で、ユーザーが現在の位置を把握するのに役立ちます。
由来と歴史
この表示方法は、ハンゼンバルクの童話『ヘンゼルとグレーテル』に由来しています。物語の中で、ヘンゼルとグレーテルが森の中で迷子になった際、道にパン粉を撒いており、それが鳥に食べられてしまったために帰れなくなるというエピソードがあります。
このエピソードから、ウェブサイトやアプリケーションにおいても、ユーザーがどのページから来たのか、どのページに戻ることができるのかという情報を提供するために「パン粉の道標」としてブレッドクラムが使われるようになりました。
使い方の例
以下にブレッドクラムの使い方の例を示します。
上記の例では、<nav>
タグを使用してナビゲーションを包み込み、<ol>
タグを使用して順序付けられたリストを作成しています。各リストアイテムは、<li>
タグで作成され、現在のページを表すアイテムにはactive
クラスが追加されます。
利点と注意点
ブレッドクラムの利点は下記の通りです。
- ユーザービリティの向上:ユーザーが現在の位置を把握しやすくするため、サイト内を容易に移動できます。
- SEO対策:ウェブページの階層構造を示すため、検索エンジンによるページの評価にも影響を与えます。
ただし、以下のような注意点も存在します。
- 長いタイトル:ブレッドクラムの各要素は説明的なタイトルであるべきですが、長すぎるタイトルは逆効果になります。
- 階層の深さ:過剰な階層の深さやリンクの数は、ユーザーにとって混乱を招く原因となるため注意が必要です。
以上がブレッドクラムの基本的な情報と使い方についての豆知識でした。
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