ビリヤードの発祥はフランスではなく、イギリスである

ビリヤードとは

ビリヤードは、キューと呼ばれる棒でボールを打ち、目的の球をポケットに入れるスポーツです。個人競技として行われることが一般的であり、世界各地で人気があります。

一般的には、フランスの宮廷で始まったと言われることが多いですが、実際のところ、ビリヤードの発祥はイギリスであると言われています。

イギリスでは、15世紀から17世紀にかけて、”バックギャモン”と呼ばれるゲームが非常に流行していました。このゲームの一部として、おそらくキューを使ってボールを打ち、ポケットに入れる部分が取り入れられたと考えられています。

一方、フランスでは、最初は屋内で行われるクロックゲーム（一種のモルゲーム）と呼ばれるゲームが主流であり、これがビリヤードの起源であると言われています。しかし、このゲームはイギリスのバックギャモンとは異なるルールやスタイルを持っていました。

イギリスでは、ビリヤードは急速に人気を集め、18世紀までにはさまざまなバリエーションが生まれました。その後、イギリスの植民地であるインドやアメリカなどにも広まっていきました。

19世紀には、ビリヤードは世界的なスポーツとなり、様々な大会やプロのプレイヤーが登場するようになりました。現在では、ビリヤードの国際競技連盟（World Confederation of Billiards Sports）も存在し、世界的な統括組織として活動しています。

ビリヤードの発祥がフランスではなく、イギリスであることは、ビリヤードを愛する人々にとってもそうでない人々にとっても興味深い事実です。