「アフターサービス」という言葉の由来

広告の力

「アフターサービス」という言葉は、現代では当たり前の用語になっていますが、実は戦後になってから使われるようになった比較的新しい言葉です。もともと、製品を購入した後の故障対応などは、「保証」という言葉を使っていました。しかし、当時の日本では「保証」自体があまり浸透しておらず、もっぱら「品質保証」のように書類上でしか表されていない場合がほとんどでした。そこで、海外の広告やカタログなどで「アフターサービス」という語が用いられるようになって、日本でもその使用が定着していったのです。

製品よりも重要になった「サービス」

実は、「アフターサービス」という言葉が生まれた背景には、製品の品質が一定水準に達し、製品自体に付加価値を求める消費者が増えたことがあります。商品そのものの性能や機能だけではなく、購入後のサポートやトラブル対応など「サービス」の質も重視されるようになったのです。その流れの中で「アフターサービス」という言葉が定着し、現在では様々な業界や分野で使われるようになっています。

天才広告マンの功績

「アフターサービス」という言葉が日本に定着したきっかけには、広告マンの佐藤可士和(さとうかしわ)氏の功績が大きいです。佐藤氏は、松下電器(現・パナソニック)などのクライアントとともに「アフターサービス」という言葉を提案し、商品に付随するサービスを重視する考え方を広めました。その言葉には「販売後の丁寧なサポートがあるからこそ、安心して製品を購入することができる」というメッセージが込められていたといいます。

まとめ

「アフターサービス」という言葉が生まれた経緯やその背景には、戦後の日本の社会や消費者の変化があります。しかし、広告の力や天才広告マンの功績もあって、日本でもその言葉が浸透し、製品だけではなくサービスの質も重視する消費者が増えたのです。現在では、アフターサービスがない企業や製品は競争力が低く、消費者に敬遠される傾向にあります。


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