肉眼では見えない微生物
生物の中で最も古くから地球上に存在する存在といえば、生命の起源に関わる微生物です。
実は地球上に存在する約1兆種類もの微生物のうち、固体が存在しない状態で生活する無脊椎動物「古細菌」が最も古いです。
古細菌の驚きの特徴
古細菌は、生息場所が極限的な環境であり、他の生物が生息することができないような場所でも生存できます。
例えば、深海の火山噴火による高温・高圧、極度の酸性・アルカリ性、さらには極寒の氷河や温泉などの環境で見つかることが多いです。
古細菌の発見
古細菌が発見されたのは、1977年にアメリカのジョゼフ・チューマック博士によって行われた極限環境の探査においてです。
チューマック博士は、深海の沈殿物の中から石油を利用するバクテリアを見つける予定でしたが、代わりに古細菌を発見しました。
古細菌の重要性
古細菌は極限環境で生命を維持するための特殊な仕組みを持っているため、科学研究の対象として非常に重要です。
その特性を応用し、地球外の生命の存在可能性や地球内部に暗黒生命が存在するのかという問いにも関心が集まっています。
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