イスラームの黄金時代に誕生したカイロ・アル=アズハル大学
一般的には、ヨーロッパの大学が最古であると思われがちですが、実はアフリカにも世界最古の大学が存在しています。その名は、カイロ・アル=アズハル大学です。
創設は970年!
カイロ・アル=アズハル大学は、970年に創設されました。イスラーム教の黄金時代であるアッバース朝時代に、カイロのモスク内に設立されたのです。
独特の教育システム
カイロ・アル=アズハル大学は、イスラームの学問を中心に扱う大学であり、イスラーム神学や法律、哲学、言語学などの学術分野を含んでいます。
一般的な大学のようなカリキュラムや単位制度は存在せず、学生は希望する講義を選び、自由に学ぶことができます。また、学費も無料であり、誰でも受講することができます。
伝統的な建物と美しい庭園
カイロ・アル=アズハル大学は、美しい建物と広大な庭園で知られています。大学の敷地内には、モスクや図書館などもあり、学生や訪れる人々にとって静寂な学びの場となっています。
イスラーム世界の学問の中心
カイロ・アル=アズハル大学は、中世から現代までイスラーム世界の学問の中心となっており、多くの学者や宗教指導者を育て出してきました。
また、イスラームの学問を広めるため、世界各国から留学生を受け入れており、異文化交流の場でもあります。
こうして、ヨーロッパの大学と並ぶほどの歴史を持つアフリカの大学、カイロ・アル=アズハル大学は、世界における学問と文化の宝であるといえるでしょう。
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