登山家にとっての「世界一高い山」とは?
多くの人が「エベレスト」と答えるでしょう。しかし、実は正確にはエベレストではありません。
登山家たちにとって「世界一高い山」とは、山の頂上から山頂までの垂直な高さ、つまり「山体の高さ」を指します。
実はエベレストは「尾根の山」として知られる
エベレストは尾根(リッジ)によって他の山々と繋がっているため、「尾根の山」として分類されます。そのため、エベレストの山体の高さは他の山々よりも低いです。
一方、マウナ・ケア(Mauna Kea)というハワイの山は、海面下からの高さを含めた整体的な高さが一番高いため、登山家にとっての「世界一高い山」とされています。
マウナ・ケアの驚くべき高さ
マウナ・ケアは、海底から頂上までの高さが約10,203メートル(33,476フィート)あります。これはエベレストの標高(8,848メートル、29,029フィート)よりもかなり高いです。
ただし、マウナ・ケアは火山であるため、実際の山頂には登ることはできません。登山家の挑戦の対象ではなく、観光名所として知られています。
登山の基準は「山体の高さ」ではない?
一般的に、人々が考える「山」の高さは山体の高さではなく、「山頂の高さ」を指すことが多いです。エベレストは山頂の高さが世界一高いため、一般的な意味での「世界一高い山」とされています。
登山家たちにとっては、エベレストよりもマウナ・ケアのような「尾根の山」を含む山体の高さを基準とすることが一般的なようです。
つまり、世界で一番高い山は登山家によって異なるということになります。
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