舌の裏側には舌乳頭と呼ばれる突起がある
舌は私たちが食べ物を噛むときや話すときに重要な役割を果たしています。舌の表面は滑らかな感じがしますが、実は裏側には舌乳頭と呼ばれる小さな突起が存在します。
舌乳頭には種類があり、その形状によって舌の裏側が異なる見た目になっています。一番多い舌乳頭は、小さな塊のような形をした「いぼ状乳頭」です。また、ぼろぼろとした表面を持つ「ぶつ状乳頭」や、円錐形をした「円錐乳頭」なども存在します。
舌の裏側は普段はピンク色に見える
舌の裏側の突起には多くの血管が存在しています。これによって舌の裏側は通常、ピンク色に見えるのです。ただし、舌の裏側が赤くなることもあります。これは舌乳頭の炎症や感染症などが原因として考えられています。
舌の裏側の色が変わる症状には注意が必要
舌の裏側が通常のピンク色ではなく、異常に白くなることもあります。これは「白苔」と呼ばれ、舌の表面に菌や細菌が増殖している状態です。また、舌の裏側が黒ずんで見えることもあります。これは「黒苔」と呼ばれ、細菌や食べ物の色素が付着していることが原因です。
舌の裏側の色が異常に変わる場合には、口内炎や口臭の原因となる可能性があるため、注意が必要です。定期的な口腔ケアや歯医者の受診が大切です。
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