世界一高い山、エベレストについて

エベレストの標高

世界でもっとも高い山であるエベレストは、標高8,848メートル（29,029フィート）です。

エベレストはネパールとチベット（中国）の間に位置しています。ネパール側の山岳地帯であるソロクンブ州に属しています。

エベレストという名前は、1890年にイギリスの測量士であるサージェント・クロージャーによって付けられました。彼は当時、イギリスの測量局の事務官であり、エベレストの標高を測量した際にその名前を付けたのです。以前は「ピークXV」という仮の名前で呼ばれていました。

エベレストの登頂は非常に困難です。極度の低酸素状態や極寒の気候、峻険な斜面など、さまざまな困難が待ち受けています。また、登頂には豊富な登山経験と体力、粘り強さが必要とされます。

エベレストの登頂者数は年々増加していますが、それでも非常に少ないです。2020年現在、約10,000人以上がエベレストに挑戦し、累計で6,000人以上が登頂に成功しています。

エベレストの登山者が残したゴミは大きな問題となっています。特に、登山道やキャンプ場周辺には廃棄された登山装備や人間の排泄物などが残されており、環境汚染の原因となっています。最近では、エベレストの清掃活動が行われていますが、完全な解決には至っていません。

エベレストは「世界の屋根」とも呼ばれています。人類が到達できる最も高い地点であるため、このような称号が付けられています。