はじめに
人類が宇宙へ旅立つことは、まだ長い歴史を持つわけではありません。しかし、驚くべきことに、最古の宇宙飛行士は現在よりもはるかに昔、地球上に存在していたのです。
お豆知識1:宇宙へと旅立った最初の生命体
約3億年前、地球上ではまだ恐竜も存在していない時代に、宇宙へと旅立った生命体がありました。それは、シアノバクテリアという微生物です。シアノバクテリアは、光合成によって酸素を生成することができるため、地球上の大気中の酸素の増加に寄与しました。
お豆知識2:シアノバクテリアの宇宙への旅
では、シアノバクテリアが宇宙へどのように旅立ったのでしょうか?それは、隕石に乗って地球外の宇宙空間へ飛んだのです。地球上の水辺に生息していたシアノバクテリアが、隕石の衝突によって大気圏外に放出され、宇宙へと漂流しました。宇宙空間では、放射線や真空の影響を受けながらも生存し、地球外でも繁殖することができました。
お豆知識3:シアノバクテリアの舞台裏
シアノバクテリアの宇宙への旅は、実は科学者の実験によって確認されたものです。2008年、日本の宇宙航空研究開発機構(JAXA)の実験により、シアノバクテリアが地球外の宇宙空間で生存できることが証明されました。宇宙ステーション「こうのとり」によって持ち込まれたシアノバクテリアの試料が宇宙へと運ばれ、外部の宇宙空間で約16か月間生存することができたのです。
お豆知識4:宇宙への未知なる旅
シアノバクテリアの宇宙への旅は、我々に宇宙空間の生命の可能性を示してくれるものです。地球外の生命体が宇宙へと広がっている可能性について、新たな展望を開いた研究でもあります。今後も宇宙航空研究は進み、宇宙への未知なる旅が続いていくことでしょう。
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