国家面積ではなく、人口で判断すると
数ある国々の中で、面積や人口の観点から最も小さい国はさまざまですが、人口で最も小さい国は「バチカン市国（Vatican City）」です。
バチカン市国は、バチカンの都市国家であり、ローマ市内に位置しています。面積はわずか0.44平方キロメートルで、人口も約800人ほどです。
バチカン市国の特徴
バチカン市国は、カトリック教会の本部であるバチカンを含み、教皇の居住地でもあります。
この小さな都市国家は、独自の通貨（ユーロ）や切手、ドメイン名（.va）を持つなど、独自の一連の行政機関を運営しています。
バチカン市国が誕生するまで
バチカン市国が現在の形になるまでには、数々の歴史的な変遷があります。元々は古代ローマ時代における墓地や大公の邸宅などが存在していました。
その後、古代ローマ帝国の衰退と共に、教皇庁がローマに拠点を構えるようになりました。そして、1929年にイタリアとの間でラテラノ条約が締結され、バチカンが独立国家として承認されました。
訪れた際のおすすめスポット
バチカン市国を訪れる際には、以下のようなスポットを訪れることをおすすめします：
1. サン・ピエトロ大聖堂（St. Peter’s Basilica）
バチカン市国を代表する建築物であり、教皇の座する教会です。世界で最も重要なカトリック教会の一つであり、サン・ピエトロ広場とともに訪れる価値があります。
2. システィーナ礼拝堂（Sistine Chapel）
壮大なフレスコ画「最後の審判」などで有名なシスティーナ礼拝堂は、美術愛好家にとって必見の場所です。ただし、観覧には入場料が必要であることに注意してください。
3. ヴァチカン美術館（Vatican Museums）
世界でも屈指の美術品が所蔵されているヴァチカン美術館は、バチカン市国内にあります。ミケランジェロの「最後の審判」といった名作や、さまざまな宗教美術作品を鑑賞することができます。
以上が、地球上で最も小さい国であるバチカン市国についての豆知識です。
ぜひ一度訪れて、その小さな国の歴史と文化を体験してみてください。
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