冬の寒さは温度によるだけじゃない！？

寒さの感じ方は気温だけでは決まらない

冬の寒さを感じるとき、気温だけでなく他の要因も関係しています。一般的に言われる気温だけでの寒さの指標は”体感温度”です。体感温度は、気温や風速、湿度、衣類の絶縁性能などが影響します。

風速が高いほど、体表から熱を奪う効果が増します。風速1メートル毎秒で摂氏20度の体温を保つには、30度以上の気温が必要です。しかし、風速が3メートル毎秒に増えると、体温を保つためには気温が15度以下になる必要があります。

湿度も寒さの感じ方に大きく関与しています。湿度が高いほど、空気中の水分蒸発が遅くなり、体からの熱が逃げにくくなります。そのため、同じ気温でも湿度が高い場合はより寒く感じることがあります。

衣類の絶縁性能も寒さの感じ方に関与します。絶縁性の高い衣類は体からの熱を逃がしにくくし、寒さから守ってくれます。特に冬服など暖かい衣類を着用することで、気温の低い環境でも快適に過ごすことができます。