川の長さを測る基準
世界の川の長さを測る場合、主に下記の2つの基準があります。
1. 流域長(ドレインジ): 流域内の全ての川や水路の合計の長さを測ります。川の河川敷の外に広がる土地の範囲です。
2. 河川長(カーシ): 特定の川そのものの長さを測ります。河川敷の境界に沿った川の河床を追い、湾やデルタなどの河口までの長さを測ります。
最長の川:ナイル川(アフリカ大陸)
ナイル川は世界で最も長い川であり、アフリカ大陸を流れています。河道の全長はおよそ6,650キロメートル(4,130マイル)あります。
ナイル川の流域には、数々の重要な都市や古代文明が存在し、農作物の栽培や水の供給といった面で非常に重要な役割を果たしてきました。
他の長い川
ナイル川に次いで、世界で二番目に長い川はアマゾン川です。アマゾン川は南アメリカ大陸を流れ、全長およそ6,400キロメートル(3,976マイル)あります。
他にも、長さがおよそ4,135キロメートル(2,566マイル)であり、アジアの大陸を横断する中国の揚子江(長江)や、全長およそ6,300キロメートル(3,915マイル)であり、アフリカのザイール川(コンゴ川)など、世界各地には長大な川が存在しています。
川の長さを測る難しさ
川の長さを正確に測るのは困難な作業です。川の水量や流れが変動すること、湾やデルタがあること、河川敷の境界線が曖昧な場合など、さまざまな要素が長さの測定に影響を与えます。
したがって、川の長さは厳密な値ではなく、推定値として示されることが一般的です。また、測定方法や技術が進歩するにつれて、川の長さは更新されることもあります。
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