はじめに
古代の文明には、私たちが一般的に知っているものよりもるかなり古い都市が存在していることをご存知でしょうか。
古代都市カタルヒュク
世界最古の都市として知られるのは、トルコにあるカタルヒュクです。カタルヒュクは紀元前7,000年から紀元前5,000年頃に建設され、最盛期には約6,000人の住民を抱えていたと言われています。
巨大な迷路状の建物
カタルヒュクは、その特徴的な建築様式で知られています。数千もの家が続くように密集し、迷路のような形状をしていました。各家は平均して約20平方メートルの広さで、屋根は隣り合う家同士が連結していました。
驚くべき都市計画
カタルヒュクは、都市計画が非常に進んでいたことでも注目されています。各家には出入り口がなく、屋根上から家に入り、内部には階段やトンネルがありました。また、都市内には幅3メートル程度の通路があり、それを通って他の家に移動することができました。
独特な宗教儀式
カタルヒュクでは、宗教儀式が重要な役割を果たしていました。住民たちは壁や床に絵や装飾を施し、火葬された遺体を家のなかに埋葬していました。このような儀式は、社会の一体感や結束を強めるために行われていたと考えられています。
まとめ
カタルヒュクは、世界最古の都市としてその存在を知られることはあまりありませんが、その建築様式や都市計画、宗教儀式など、古代の文明の一端を垣間見ることができる貴重な遺跡です。
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