世界一高い山はエベレストではない！？

世界的に有名なエベレスト

エベレストはヒマラヤ山脈に位置し、標高8,848メートルの世界一高い山としてよく知られています。多くの登山家たちが挑戦し、その頂上を目指します。しかし、実はエベレストが世界一高い山ではありません。

カンチェンジュンガはヒマラヤ山脈の東部に位置し、標高8,586メートルの山です。エベレストよりも262メートル低いですが、カンチェンジュンガのベースキャンプはエベレストのベースキャンプよりも高いです。そのため、カンチェンジュンガはエベレストよりも登山の難易度が高いと言われています。

一番高い山はエベレストでもカンチェンジュンガでもなく、ハワイにあるマウナケアという山です。マウナケアは海底からの高さを含めると、標高10,210メートルにもなります。

ただし、マウナケアは海抜4,205メートルの地点に天文台が建てられており、その地点からの標高が公式に認められています。一方、エベレストやカンチェンジュンガは海抜0メートルの地点からの標高で計算されています。

つまり、エベレストは人間が降り立った地点からの高さで世界一高い山ですが、海底からの高さを含めるとマウナケアが一番高いということになります。