巨大な氷山の一部しか見えない事実

氷山の見え方

多くの人が氷山を見るとき、実際には見えているのはそのごく一部です。氷山は海面下にも大部分が潜んでおり、下にある部分は直接目には見えません。

氷山の見え方はアーキメデスの原理によって説明できます。アーキメデスの原理とは、浮体に働く浮力は浮体が押し出す液体の重さと等しいという原理です。氷山は淡水でできており、海水よりも密度が低いため、海水に浮かんでいます。

氷山は海水に浮かんでいるため、海面上に見える一部は実際には氷山全体のごく一部です。氷山の露出部分の高さは密度の違いによって決まります。密度が低い氷の部分は海面上に浮かび、見えますが、密度が高い氷の部分は海面下に沈んでいるため、目には見えません。

氷山の見え方に関連して興味深い事実として、氷山の実際の比率があります。一般的に言われているように、氷山の7分の1が海面上に見えるというのは正しいですが、これは見えない部分が海面下に沈んでいる場合の比率です。

しかし、全体的に見ると、氷山の約90％が海面下にあり、見えているのはわずか10％に過ぎません。これは非常に驚くべき事実であり、氷山の巨大さを考えると、その一部しか見えていないことがわかります。