人間の舌の味覚は5つではない？

1. 甘み

一般的に知られている味覚の種類には、甘み・塩味・酸味・苦み・旨味の5つがありますが、実はこれに加えて「うまさ」を感じる味覚が存在します。この「うまさ」は、グルタミン酸やイノシン酸などの特定の成分によって引き起こされる味覚であり、特に肉や魚などのたんぱく質に多く含まれています。

2. 脂っこさ

舌には脂を感知する味蕾が存在し、脂肪分がある食材の味覚を特定することができます。しかし、この脂っこさは「味覚」とは異なり、舌に直接刺激を与える感覚です。

3. 渋み

渋みは、タンニンと呼ばれる成分によって引き起こされる味覚です。一般的には紅茶や赤ワインに含まれる渋みがよく知られていますが、実は渋みはビールや茶葉、フルーツにも存在することがあります。

4. 魚の味

魚を食べた際に感じる「魚の味」は、実は「ウイミン」という成分によって起こされるものです。ウイミンは魚の身や魚介類のエキスに含まれる成分であり、一部の人には特に敏感に反応することがあります。

5. 高温・低温の感覚

舌の味覚以外の感覚として、高温や低温を感じることもあります。ホットコーヒーやアイスクリームなどの温度差から感じる快感や刺激も、食事の一部として楽しむことができます。